引越し前に新居の掃除と原状確認をしよう
入居前に部屋の掃除をしよう
引越しをする前に、何も搬入していない引き渡された状態で、新居の掃除をしておきます。事前にハウスクリーニングが入っているとはいえ、これから暮らす場所ですから、自分の手でひと通りきれいにしておくことで、より気持ちよく住み始められます。
【まずは清掃状態を再確認】
鍵を受け取ったら、入居先の清掃状態を確かめます。内見で確認したときは、清掃状態がよいと思っていても、日数が経過すれば自然とホコリがたまります。改めて見てみると、再度掃除が必要な部分が見付かるので、細かいところもしっかりとチェックしましょう。
【収納や各設備もチェック】
居室の床など大きなスペースだけではなく、押入や下駄箱など収納の中の状態もチェックしましょう。特に天袋や高い棚の上などは、一度物をしまうとなかなか掃除をする機会がなくなるので、最初にきれいにしておきたいですね。
キッチンやバスルーム、トイレなど、各設備の状態も確認します。キッチンは収納部分の扉を開けて、カラかどうかをチェックします。バスルーム・トイレは気持ちよく使いたい場所ですから、より念入りにきれいにしておきましょう。
【換気を忘れずに】
掃除中は、部屋の窓はすべて開けて換気をしましょう。空室となっていた期間、窓は閉め切られていたはず。こもったにおいを出して、空気の入れ替えをしておきましょう。
入居前の状態を確認する
掃除をしながら、住戸の状態を念入りに確認しておきましょう。なぜなら、最初から傷や破損箇所があった場合、退去後の原状回復にも影響があるためです。後々のトラブルを防ぐためにも、しっかりと確認しましょう。
【傷・破損部分・汚れをチェック】
ハウスクリーニングや修繕がされているとはいえ、新築の物件でない限り多少の傷などはあるものです。しかし、それが入居前のものであるか、入居後のものであるかを確定しておくことは大事です。
【原状を貸主側と共有しておく】
退去時の敷金の返還でのトラブルは意外と多いです。それは、入居前・後のどちらによるものかがはっきりしないことが原因の一つになります。ですから、入居前の確認時点で、安易に「このくらいなら報告しなくても・・・・・・」と放置するのは避けましょう。目立つ傷や最初から破損している箇所は、写真を撮るなどして、原状を不動産(管理)会社・貸主と共有しておくと安心です。
設備は実際に動かしてチェック
キッチンなどの住宅設備が問題なく使える状態にあるかどうかは、引越し前に確認しておきましょう。ひと通り操作してみて、正常に動くかを確認します。もしも不具合があった場合には、入居までに対応してもらえるかを確認しましょう。また、操作方法がよくわからない場合も必ず不動産会社に確認して、正しい使い方を覚えましょう。
【給湯器、トイレなど】
内見のときには、住宅設備の確認ができないことがあります。引っ越してすぐに使える状態にあるかどうか、しっかりと確認します。
特に気を付けておきたいのが給湯器とトイレです。給湯器はお湯が問題なく出るか、水温の調節は正しくできるか確認しておきましょう。また、トイレは水がきちんと流れるか、水圧は正常であるかを確かめます。極端に水圧が弱かったり、流した後の水が止まりにくかったりした場合、入居後すぐに不便になってしまいます。
【照明器具】
意外と盲点なのが、照明のチェックです。内見を明るい日中にしか行っていないなら、実際に照明を点灯したことがないかもしれません。引越しの当日に電球が切れていた、照明器具がない部屋があったなど慌てることがないように、全ての部屋の照明が点灯できるか確認してみましょう。もしも、電球が切れているところがあれば、不動産会社に連絡して対応を確認しましょう。リビングや居室は照明器具がついていないことが多いので、その場合は自分で用意する必要があります。
このように、引越し前に住戸の掃除や設備機器の確認などをしっかり行っておくと、入居後に慌てることもありません。また、原状確認は、退去時にもかかわることですので、丁寧にチェックしておきましょう。
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